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三野正洋 「零戦 最後の戦い」 の読書感想。

三野正洋 「零戦 最後の戦い」 ポケットブック

三野正洋 「零戦 最後の戦い」 ポケットブック


本書はポケットブック社(現ゴマブックス社)による
ポケットブックという新書サイズにて刊行された
「スーパーリアル・シミュレーション」シリーズNo.72。

ウォー・シミュレーションだと思い読み始めたんですが、
題名どおり、零戦の史実上最後の戦いを描いた
ノンフィクション戦記だった。

ところが、小説は歴史より奇なり。
まったく面白かった。

終戦も間近の昭和20年8月、広島に原爆投下。
零戦発進に至る状況説明のため原爆爆発シーンが描かれますが、
これが戦慄する描写。

広島市郊外の出来事を例にあげられてるんですが、もう全く酷い。
この冒頭を読むだけでも、本書に価値があります。

原爆被害を早急に調査せよと、原爆研究の第一人者仁科敏夫敏雄博士が
香港から広島行きを命ぜられた。

台湾の台南航空隊が護衛に発進し途中合流し、広島を目指す。
しかし我々は知っているとおり、広島原爆投下の3日後は長崎投下、
そして一週間足らずで終戦だ。

日本周辺は米軍がうようよで、帰国できる可能性は極めて低い。

終戦間際は米軍の兵士ひとりひとりも焦っていた。
自軍と敵軍の戦力比がいびつになりすぎ、数少ない敵(日本軍)に
遭遇できるチャンスが減っていた。

終戦となれば戦闘行為は許されず、残り少ない敵をいかに発見し、
戦果を挙げるか。戦果を挙げないと昇進できないし、軍人恩給や
休暇などにも影響する。日米の戦力比は数だけでなく、
兵器の質にも及んでおり、勝てる確率も極めて高い。

よって、仁科博士を広島に連れ戻し米軍の新型爆弾を
調査しなければならないが、米軍は血眼になって
戦果を追い求めていたのだ。



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Theme: 読書感想文
Genre: 小説・文学

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