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横山三四郎 「ロスチャイルド家」 の読書感想。

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横山三四郎 「ロスチャイルド家」 講談社現代新書

横山三四郎 「ロスチャイルド家」 講談社現代新書


ロスチャイルド=Rothschild。
ドイツ語で「赤い盾」という意味だそうです。

ユダヤ陰謀論などを、語る本が多いですが、
本書はロスチャイルド家寄りの一書。

確かに、何ゆえ、あれほどまでの金融王国を築き上げられたのか、
成功譚を知っておく事は、重要です。

ドイツは、フランクフルトで興った当家、
五人の息子を、欧州列強五ヶ国へ遣わします。

ドイツ本家は長男を残し、ウィーン、ロンドン、パリ、ナポリ。
ドイツ、オーストリア、イギリス、フランス、イタリアの五ヶ国ですね。

普通なら、ドイツ主要都市、ベルリン、ハンブルク、ミュンヘン、
ケルン、フランクフルトあたりに分散させるんでしょうが、
欧州各国に分散させたところが、世界経済の先見の明あり。

日本東京で成功した明治の政商が、中国、インド、インドネシア、
タイあたりに、子供達を派遣するようなものだ。

情報網が未発達だった頃、欧州各国に分散した兄弟たちは、
独自の馬車早飛脚みたいなものを使って、いち早く情報伝達を
取り交わすことで、金融競争を有利にした。

今でこそ、情報は高速で網羅されているが、
その重要性を、徹底利用したことに価値がある。

前半では、ロスチャイルド家賛美が続くが、
後半は、世界大戦やナチス、五家の興亡など
波乱に富んだ盛衰記となっている。




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