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湯本香樹美 「夏の庭」  の読書感想。

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湯本香樹美 「夏の庭」 新潮文庫

湯本香樹美 「夏の庭」 新潮文庫


悪ガキ3人組が、近所のよぼよぼ爺さんの死に際を見届けようと、
観察するうちに爺さんと親しくなり、夏の思い出を作ってゆく
というストーリー。

あんなに元気だった爺さんが、ストーリー起伏を
産み出すためかのように、終盤突如死ぬ。

爺さんが死ぬことで、流石に私もセツなくなるし、
なんだかイイ話みたいになるのだが、
どうしてこれが感動ベストセラーになるのか不思議。

そもそも、と考えると全く不謹慎な話で、
少年の中の一人が人の死に関心を持つ。

死に関心を持つ事は、ごく普通なことだが、
関心を持ち過ぎると、危ない話となる。

生命の誕生に感動する一方、その死に対して怯え、
恐れつつも興味を抱く。

普通なら自分の直接の祖父母や愛犬などの死を以って
体験するのだろうが、そういった対象物が、たまたま
無かった彼らは、近所の爺さんを対象物に選んでしまう。

あの爺さん、思ったほど死にそうもないね、なんて
恐ろしい会話をしているうちに、爺さん本人に気付かれてしまい、
いつしか、爺さんと仲良くなってゆく。

爺さんは、若い頃の戦争体験や、つらい思い出を語り出し、
その後悔を、どうにかせんと悪ガキ達は人探しに奔走したりする。

そんな流れもあるかなぁと思うしかないのだが、
ちょっと流れが強引で、そんな風には実際は進まないだろう。

爺さんは持病があって急死したのだろうが、その死因を子供たちが
作っていて、それを苦悩してゆくといったホラー仕立てにして終われば、
私的には感慨深いのだが、感動話なので当然、そんな嫌な流れは無い。
どうして売れたのかなぁ。



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