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瀧羽麻子 「うさぎパン」  の読書感想。

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瀧羽麻子 「うさぎパン」 幻冬舎文庫

瀧羽麻子 「うさぎパン」 幻冬舎文庫


「左京区七夕通東入ル」という書名に、
一目惚れして、著者の多くの本を買い込んだ。

本書は彼女の実質デビュー作にして、
ダ・ヴィンチ文学賞を獲っています。

実質デヴュー作と歯切れ悪いのは、
その前に「きらら」携帯メール小説大賞を
受賞しているから。

ということは、すごく若い女の子なの?と思うのですが、
1981年芦屋生まれの、京大経済学部卒。

表題作「うさぎパン」は、珍しいパン喰い小説なのですが、
パン屋が異常に多い街が、舞台です。

おそらく著者ゆかりの神戸か芦屋が、
想定されているのでしょう。

いつもの私なら、この学歴にしてこのお育ちに
反感を持つところですが、不思議なものです、
すんなりと読みました。嫌味がない。

ただしストーリー、登場人物もその作者も、
あまり深刻に感じていませんが、ストーリーの
重要な背景は、理解しかねる夢物語です。

高校生になったヒロインは、パンが大好き。

クラスの自己紹介で知り合った男の子が、
パン屋の息子ということもあり、
彼と、あちこちのパン屋を食べ歩きします。

一方、女子大学院生の家庭教師と、仲良くなるのですが、
彼女に亡き生母が、時々乗り移るのです。

成績が下がると躊躇なく、家庭教師が雇われたり、
毎日のように、パン屋を買い食いできたり、ヒロインの父は、
ロンドンで商社マンをしているだけあって当然のようなハイソ生活。

彼女の生母は3才のとき亡くなり、後妻に育てられてるのですが、
この親子関係が、理想的に上手く行っている。

しかも終盤、その親子関係に驚く事実が語られるのです。

でも、その事実は淡々と語られ、事件が起こったって
おかしくないのに起こらず、お嬢様は受け入れてゆくのです。

登場人物たちの心の動きが、どうも異次元だなぁ。
金持ち星人たちは、あまり気にしないのか。

そのスピンオフ作品ともいうべき中篇が付いてまして、
こっちの方が、面白かった。

表題作で、登場した大学院生家庭教師の友達がヒロインで、
大学の秘書兼雑用係。彼女の失恋から、次の未来を描いたもの。

表題作のヒロイン(女子高生とその彼氏)も、
チラリと出てきたりして、面白いです。

デビュー作だからなぁ、というのが本音ですが、
関西の作家なので応援してみます。



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