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中野雄 「丸山眞男 音楽の対話」 の読書感想。

中野雄 「丸山眞男 音楽の対話」 文春新書

中野雄 「丸山眞男 音楽の対話」 文春新書


読むまでは、正直、億劫でした。

まず、丸山眞男、だれ?
東大OBや学問の世界からしたら、無知すぎるんでしょうけど、
私は、丸山眞男さんを知りませんでした。

ちなみに、彼のプロフィールを少々。
1914年生まれ。1950年東大法学部教授就任だが、専門は日本思想史。
1971年、東大を早期退職したが、名誉教授として活躍し続け、1996年永眠。

本書は、丸山眞男を敬愛する弟子による恩師礼賛本。
しかし、読んでみればわかる、かなり良い。

丸山の思想史は、最後にちょっと出てくるが、
ほとんどが、彼との「音楽の対話」。

丸山の専門は思想史であったが、それと並びうるほど
クラシック音楽への深い造詣、その嗜好や思考を
解りやすく再現している。

ワーグナー、フルトヴェングラー、ベートーヴェン。

この3つが話のほとんどで、いかにも戦後クラシック・ファンの王道、
みたいな嗜好だが、フルヴェン・フルヴェンと信奉している人達の精神が、
よく描かれている。

著者中野雄の落ち着いた文章がよく、銀行からケンウッドに転職し、
音楽プロデューサーになった異色の経歴だが、さすが東大法学部卒だけあって
文章が解りやすく頭に落ちてくる。

丸山の音楽嗜好思想を丁寧に辿りつつ、自身の考えや歴史的背景なども
添えられ、大変知的好奇心が満たされた。


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