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黒川博行 「ドアの向こうに」 の読書感想。

黒川博行 「ドアの向こうに」 創元推理文庫

黒川博行 「ドアの向こうに」 創元推理文庫


創元推理文庫、5冊目の黒川博行。
大阪府警の「総長&ブンさん」シリーズの完結編。

総田部長刑事と文田(ふみた)巡査部長の刑事コンビが、
大阪弁で軽妙に語りつつ捜査が進む。

つい黒川作品を読んでいると、自分の脳内対話も関西弁(京都弁)に
戻っていて、うっかり京都弁で話してしまいそうになる。

突飛な事件が立て続けに起こり、地道な捜査を重ね、
少しづつ、ジクソーパズルの欠片が増えてゆく。

バラバラだったパズルが、少しづつ繋がりはじめる展開が面白い。

新宿鮫のように、無茶な突撃で危ない敵から情報を掴み出すのでなく、
とにかく地味で、足で稼ぐ捜査の連続。

一見つまらなさそうになる過程も、大阪弁の丁々発止が生きてくる。
今回は、京都出身の後輩デカが京都の良さをひけらかし、
京都 対 大阪のお国自慢も面白い。

関西人が集まれば、決まってこうなるのが県別意識。
大阪と京都はもちろんのこと、神戸や奈良も活き活きと参戦してくる。

ただし滋賀と和歌山が微妙で、いつも相手にされず怒っている。
瀬戸内海側の兵庫県は話に加われるが、
日本海側の兵庫県や京都府に会ったことはない。

本書は密室殺人の本格推理モノ。

それを堅苦しく推理してゆくんでなく、密室での無理心中が
実は殺人だったのではないか、という状況推理から
真犯人を捜してゆく流れ。

主人公のブンさんも春が訪れ、めでたしめでたしに終わるのも良かった。
十年後くらいのブンさんストーリーも読んでみたい。



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Genre: 小説・文学

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