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山本一力 「大川わたり」 の読書感想。

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山本一力 「大川わたり」 祥伝社文庫

山本一力 「大川わたり」 祥伝社文庫


同著「あかね空」を読み、「私と一力は合わん」と、
5年も放っぽっといた本書。

買った順に未読本を並べとりまして、到頭一番目に
来てしまったので、渋々読み始めたら・・・。

子供の頃親を亡くし、大工の親分に小僧としてして育てられ、
今は、一人前の大工職人。

親分が亡くなったんで独立し、日銭が良いことに、
博打に手を出し借金弐十両。賭場の親分に借金が返せるまで
大川(現在の隅田川)を東に渡っちゃならねえ、と約束されてしまう。

ヤクザの前でビビってしまった心構えを恥じ、剣術道場に弟子入り。
大工職人をしながら、木刀振りを日課に心身ともに鍛錬すること数年。

成長してきた主人公に、師範はなんと呉服の大店で
手代をしてみないかと持ちかける・・・。

町人ものなんですが、なんともストーリーが面白かった。
大工、道場住み込み、お店者と主人公がどうなっていくのか
見当が付かず、それでいてそこそこ辻褄は合っている。

主人公を温かく見守っている人が多すぎるのが夢物語だが、
町人ものと人情ものは紙一重。

この間逆が藤沢周平であり、周平が凄いと尊ばれている所以。

終盤、重要人物がぶった斬られ、本当に悪人だったのか
と思わせてしまうトリック。町人ものとしては凝り過ぎだが、
トータルでは、とても愉しい読書を享受できた。



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