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横山秀夫 「動機」 の読書感想。

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横山秀夫 「動機」 文春文庫

横山秀夫 「動機」 文春文庫


人気作家なのに、ようやっと初めて読んだ作家。
本書以外にも「クライマーズ・ハイ」「半落ち」など買い込んであるが、
まだ読む順番には遠い。

いしいひさいち氏の書評に触発され、急遽読みたくなった。
4編からなる短編集。

「動機」
警察モノ。主人公が考案した警察手帳一括保管が裏目に出て、
三十冊一括紛失という事件が発生。責任の所在や面子、
事件の裏側を推理することで解決を図ろうとする影の戦いが緊迫。
ただし、書評ほど感心はしなかった。

「逆転の夏」
こちらの方が面白かった。女子高生殺人と聞くと、
なんて酷い話なんだと思うが、どんな事件にも複雑な裏事情はある。

主人公はそんな殺人を犯し、長い刑期を終え出所後、
小さな運送員に収まっている。過去の秘密を隠し通そうとするが
周囲が意地悪で、また、彼を利用しようとする動きが出る。

別れた妻子への想いや、追い詰められる心理描写が秀逸で
後半までワクワク読んだ。ただし、ラストが筆足らず。
もう少し後半を膨らませて、中篇でじっくり書き込んだら
もっと良い作品になるはず。

「ネタ元」
一転して、地方新聞の女性記者がヒロイン。
地方紙記者の経験がある著者ならではの好編で、
女性心理も上手く描けている。ミステリは推理が
面白いのは当然だけど、いろんな業種の裏事情も描けていると
社会勉強になって、有意義な満足感が得られる。

「密室の人」
今度は裁判官が主人公。これも面白い。ただしラストは後味が悪い。
本書に多くある様に、スカっとするだけが終わりじゃない、
といった著者の信条が感じられる。苦いなぁという締め方に
人生の悲哀を感じるけど、なんか不満も感じる。

ハッピーエンドだと薄っぺらいと感じるし、
バッドエンドだと苦く感じる。
読者って、実にわがまま。

うん、これからは横山さんも読みますよ。



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