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白石文郎 「風街」 の読書感想。

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白石文郎 「風街」 角川書店

白石文郎 「風街」 角川書店


白石文郎、一体この作家は、今どうしているんだろう?
「僕というベクトル」という上下二巻の文庫本を見た方は多いと思う。

あれは2004年の刊行だったが、かなり話題作となり、
著者の次回作が待ち望まれた。

しかし、それ以来10年。フッつりと音沙汰を聞かない。

歴史・時代小説家の白石一郎。
彼には双子の息子がおり、長男は直木賞も取った白石一文、
そして次男が本著の白石文郎だ。

おそらく双子という事もあり、何かと兄弟の作品は比較されたんだろう。
両者とも人間の本質やら生・性などをテーマとしており、
どうして歴史モノを選んで比較されないようにしなかったんだろう。

同じ土俵で勝負したかったんだろうだろうか。

兄の一文も数冊読み、ネチっこくも熱い文体に引き込まれてゆく。
弟の文郎は性の表現が目に付きすぎるが、不思議な魅力と言うか
魔力みたいなもので惹きずられつつ読んでしまう。

こういった作風こそ貴重で、彼が書き続けて老境になったら
大成するような気がするのだが。

物語の概要。
青年は心因的EDに悩んでいる。
同棲しているカノジョは、怪しげな秘密サークルで浮気をしている
可能性があり、親友夫婦は旦那の浮気のせいで破局しそうだ。

映画館で出会った男に助けられながら、
主人公は心の奥を見極めようとする。

あらすじだけだと、絶対手に取らない本なのだが、
著者だと一も無く買ってしまった。

というより、普通の新刊書店ではもう売ってないので、
偶然田舎の古本屋で見つけて、ほくそ笑んだ一冊だ。



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