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南條範夫 「侍八方やぶれ」上下 の読書感想。

南條範夫
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南條範夫 「侍八方やぶれ」上下 徳間文庫

南條範夫 「侍八方やぶれ」上下 徳間文庫


江戸時代初期、長崎奉行に就任した竹中采女正重義(豊後府内藩二代目)。

かの有名な竹中半兵衛重治の一族に当たり、
采女正重義の曽祖父重道まで遡れば、半兵衛と繋がる。

幕府のキリスト教禁令を受け、長崎奉行としてキリシタン摘発に邁進した。
しかし、その徹底ぶりはキリシタンに対する残虐な拷問だけでは飽き足らず、
町の美しい娘や人妻にまで毒牙が及び、怨嗟の声は幕府にまで届いてしまう。

そんな極悪殿様を戴く府内藩2万石だが、家臣どもは普通の人。

府内藩は今で言う大分市で、のんびり平和に暮らしている。
ある日、悪逆非道がバレて長崎奉行を解任された殿様(采女正重義)が
お城に戻ってくるところから本書は始まる。

ありもしない、いそうもない剣の達人二人が本書の主人公達だが、
時代設定がガッチリしていて、それでいて波乱万丈もさもありなん
というロケーションを準備しているのが南條範夫。

殿様は、長崎で掻っ攫ってきた瑠璃姫という長崎大商人の美しい娘を
どうにか口説き落としたい。一方、殿様には美しい姫(時姫)がおり、
これまた、何とか我が物にしたいと荒れ狂っている国家老のドラ息子がいる。

主人公は2人おり、一人は剣もそこそこ、長いまつげが
女性をうっとりさせる府内藩士羽車善三郎。

長崎で、新規召し上げられた白雉円ノ介(しらきじ・つぶらのすけ)は、
小兵ながら剣技が超絶無比で、スーパーマンみたいな男。


白雉円ノ介だなんて、いかにも嘘っぽい名前だが、
著者南條範夫も、ペンネーム。

本名は古賀英正、東大卒の経済学者。
ペンネームとして南條道ノ介、有馬範夫、町田波津夫などをつかったそうだ。
何とかノ介という名前が、お好きだったんですね。


その後、府内藩はお取り潰しになり上へ下への大騒ぎ。
大阪へ行ったり、江戸へ行ったりいろいろあるが、
最期は島原の乱へ収斂されてゆく。

また、あの配流中の徳川忠直が一伯様として登場し、
中盤重要な役割をなす。

架空の人物が大活躍するチャンバラ時代劇だが、
時代設定や重要な歴史的事件を上手く取り込んでいる。


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