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嵐山光三郎 「日本一周ローカル線温泉旅」 の読書感想。

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嵐山光三郎 「日本一周ローカル線温泉旅」 講談社現代新書

嵐山光三郎 「日本一周ローカル線温泉旅」 講談社現代新書


ここんとこ有意義な読書が続いていたのですが、本書は久々に詰まらない読書。

書名「日本一周ローカル線温泉旅」は素晴らしく私に喰い込んできたので、
同著「ローカル線おいしい旅」と併せて買ってしまったのですが、
まずは嵐山氏が自分に合う作家か確かめてからにすべきだった。

全体的には椎名誠風な文体。これは昭和軽薄体と言われています。
旅を大きな流れで捕らえず、個々の事象をメモってたのか垂れ流しに
書き連ねている。そこへ下手な俳句が隙あらば入り込み、もう辟易。

北海道から九州まで満遍なく温泉を巡っているのも商業主義だ。
全国の人々に本書を買ってもらおうと「日本一周」と小さく書いてある。
確かに四国だけだったら、四国に行く気がない人はパスするもんね。
でも本当に温泉が好きで、全国を巡ってたら、逆にアクの強い好みも
出てくるはず。

そういった我が儘は押さえ込んで、それでいて野放図で
大らかな自分演出があざとい。

久々に嫌な気分になった、伊丹由宇「東京居酒屋はしご酒」以来。



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